明るい絶望 -中村政人個展-
写真の力は記録の力?
LUMINAOUS DESPAIR
明るい絶望 -中村政人個展-
に行ってきました。
日本の現代美術家。東京芸術大学准教授。
村上隆と共に「中村と村上」展や「大阪ミキサー計画」などを活動を展開した後、コンビニの看板を作品化したシリーズやマクドナルドのMサインを作品化するなど社会的な意味を持つ[要出典]作品展開を進め、1998年よりアーティスト・イニシアティブ「コマンドN」を主宰。「氷見クリック」(富山県氷見市)、「ゼロダテ」(秋田県大館市)、「アーツ千代田3331」(東京都千代田区)などの社会を巻き込んだ表現活動を行う[要出典]社会芸術家である。
韓国から日本、社会とアートとの関連をえがき続けた中村政人さんと仲間たちの活動が約700枚の写真と共に紐解かれていく。
モノ言わぬ写真が中村政人さんの活動を伝えていく、展示が進むに連れ中村政人さんをわかっていく面白さ。このおもしろさはどんな人間にも共通してある面白さだと思った。
写真を撮ることが今より難しかった時代積極的に撮ることを意識しないと撮ることが出来なかったが為に貴重な私的写真の連続。記録することに価値があった。
これを現代に置き換えると、誰もが気軽に私的な瞬間をスマホで撮れるのでより、決定的瞬間である必要があるだろう、いやどんな人間のどんな瞬間も連続で見ると面白いのかもしれない、記録することは一つのアートになり得る。
モニターの横の白いベールの中に隠された5体の像
明るい絶望 -中村政人個展- には記録の力がみなぎっている。
写真の目的が純粋に存在している。