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あいつがやったらイイって言うから…

実際に体験したことをまとめてます LINEスタンプ… 撮影… アプリの作成…

坂出アートプロジェクト

 前回、フネヲオモウで撮影して以来のふみさんの撮影
 
 
事の発端は、フネヲオモウ撮影時の雑談の中で、次は香川県坂出市でパフォーマンスをするという話しが出て、坂出市には、昨年の撮影で1ヶ月ほど滞在しており、その時お世話になった知り合いがたくさんいるので、ご挨拶がてら、撮影に行く事に決めた。
 
坂出アートプロジェクト
 
今回の撮影は、地方でお金もないので、ちゃんとした機材も持っていけずロケハン日もないので、当日までノープランで撮影に臨む事になった。
 
とはいえ、何も考えないでただ撮る訳にも行かず、何かしらの拠り所がないと、とてもじゃないけど撮影なんて出来ない。
 
この条件で、わたしが思い描いた青写真は、ワンカットで、音楽や動きのきっかけで人物が分裂して、ひとりはフリーズ、ひとりはそのままダンスを続けると言うもの、後処理に時間がかかるけど、撮影で、できる事が少ない分、後処理に時間をかけるのは仕方がない事だ。
 

公演開始

楽屋から会場までダンスをしながら移動する。なるべく顔が入らない様にワンカットで、撮影。
顔を入れない様にして、始まる予感の様な物を演出できればと思った。
会場に着いてからは、固定のワンカット、ひとりが20分踊るところを見るのは、やはり長く感じる。
人が作品を見るときは、何かしらの拠り所の様な物を見つけて、自己解釈しながら見るものだと思う。
それを見つける事が出来れば、「短い」と感じ、見つける事が出来ないと「長い」と感じる。ストーリーの発見と言ってもいいかもしれない。
現場では音の臨場感や、予期せぬ出来事が場の緊張感を高めてくれるが、映像だと、それが無い分、何かしら拠り所を意図的に作ってあげる事が必要となってくる。
その拠り所のようなものを後処理で作り出す前提でのワンカット撮影。
 
合成を考えてカメラの絞りを絞りきって撮影、背景の高い建物が邪魔でいい画角が切れないがそれも致し方なし。
撮影後の素材チェックで気づいたことだが、CANON 6D は2Gを超えるとファイルを分割する。その分割した頭の数秒がブラーをかけたようにぼけぼけになってしまっている。
検証した結果、絞りきった状態で起きる現象の様だ。
編集でうまく誤魔化せればいいのだが…
 

編集 

編集は楽屋から、会場に行くところワンカット、会場でのダンス、ワンカットなのでほぼオフライン編集はない。

色はスカートの赤が映えていて、会場の緑もキレイなので色を出す方向でカラコレした、ブルートーンにした方がこの手のビデオは雰囲気がでると思ったが今回は地色を活かす。

会場に入ってからの映像はワンカット20分、さすがに持たない印象。

撮影時に考えていた人物が分裂するエフェクトを作ってみるも…あまり良くない。

馴染みが悪いし、ノイズ音楽との相性もあまり良くないように感じる。他に作戦も思いつかないので試行錯誤を繰り返す。

最終的には透明度を調整してなんとか形になった。

会場から歩いてくる場面では、チラチラとレンズフレアーを載せた、これは思ったより効果的になった。

音楽の移り変わりにインパクトをもたせたかったので数ヶ所フィルムバーンを入れ、水の流れる音の箇所では、水のエフェクトを入れた。

 

確認と意思のすり合わせ

踊りの人は映像によって、意図的に作られた演出を嫌がる人もいるだろうと思いつつ作っていたので、その辺をすり合わせられたらと思って観てもらった。

ふみさんはそこに抵抗感はあまり無く、出てきたリクエストは

●水のエフェクトを外す。

●人物を増やすエフェクトをもっと入れる。

 ●パフォーマンスの最後の拍手を消す。

と言う3点だった。

全て悩んでいた部分でもあったので、リクエスト通りに変更する事にした。

完成した作品はDVDにして、次のパフォーマンスで販売する事も決まった。

www.youtube.com

youtubeにて公開しているダイジェスト映像

 

DVD作成について

このダンス映像によって儲けてやろうなんて腹積りは一切なくて、いい映像を作って、それがいつかどこかで、誰かに見つかって花開けばいい、と思っていたので種を植える作業だと思って取り組んでいた。

なので、広く多くの人に見てもらいたかったので、販売には当初、反対だった。

しかし、ふみさんの意向もあるし、パッケージにする事で、直接渡す事も出来るし、特定の人にピンポイントで見てもらう事が出来るメリットもあるので作成する事にした。

お金を出して買ってもらうのだから購入者を満足させる必要が少なからずある。

今回は、ふみさんのパフォーマンスを観た人が買うのでハードルは低いが、一旦を担っている者として、恥ずかしい物は出せない。

 

パッケージデザイン

必要なのは、盤面のデザインと作成。

方向性の相談、抽象レベルからの話し合いとなった。

ふみさんはかなり抽象的な物を想像していて、そこに関しては私はどちらでもデザインがしっかり出来れば物になると思ったので、方向性の統一が出来た。

 

盤面デザイン

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ふみさんから出てきたデザイン、踊っている人が線画で描かれている。

“商業的なデザインアイデア”として、3点のデザイン案を出す。

 

①線画を生かしたデザイン

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②とにかくシンプルに

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③フネヲオモウと坂出の映像のキーカラーを線画の黒から変更したデザイン

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3パターンのデザインをふみさんに見てもらいパターン3に決定。

これをブラッシュアップして出来たデザインがこちら

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これを30枚生産。

  

撮影からパッケージ

ダンスを撮るということは、如何なるこか?

たくさん考える部分があった。きっとダンスは生で見るのが1番良くて、映像にすると魅力が半減する。小説を映画化する作業と似ていると思う。解体して、元の魅力を損なわないように、新たな魅力を発見する作業だ。

今回の2作品はそのすり合わせがまずまず出来たと思う。

撮影からDVDのパッケージまで、トータルでコーディネートできたのは凄く楽しかった、商業作品では、出来ないチャレンジが出来たと思う。

パッケージにした事でなんとなくの区切りが出来たのもいい部分だと思う。

納品して終わり、youtubeにアップロードして終わりという作業が多くなってる昨今ですが、物質として形になるのは区切りがハッキリしていいという事にも気づけた。

今後もダンスと映像という表現方法を模索し続ける事が出来たらと思う。

 

DVDを観てみたいという方はこのブログを通して、ご連絡下さいませ。