【ゲストハウスが出来るまで】最終回
ゲストハウスを作る計画は突然終了した。
ゴールデンウィークに計画を進めるべく、オーナーに現状報告と、準備を始めたい旨を伝えに行く。
図面を見せて、話をすると、飲食店がある事に難色を示す。
飲食店をなくして、宿泊客のリビングとして、閉塞された空間にすると、金銭的に成立しない。
そもそもゲストハウスだけでは家賃すら捻出することは難しい計算になるので、いろいろな人が出入りして、新しいカルチャーが生まれる空間にして、そこでマネタイズする方法でしか、経営は出来ない算段だ。
得体の知れない期待でしかない計画。
リスク覚悟でゲストハウス経営に乗り出そうとしていのだ。
ここで、飲食店を無くす事は言語道断なのだ。
オーナーにこの事実を説明しても、全く理解してくれない。暖簾に腕押し。
つまり、外国人アレルギーで、新たなチャレンジはしたく無いし、現状維持したまま、美味しい汁を吸いたいと思っているのだ。
僕らはリスクを背負っても面白いことが起きることを期待しているで、意見が交わる事は一生ないだろう。
オーナーを説得して計画を進める事も考えたが、見据える先が違いすぎるので、ここを乗り切ってもこの繰り返しになる事は目に見えている。
ゲストハウス計画は終了した。
ゲストハウス開業を目指して、近くのゲストハウスをリサーチしたり、ゲストハウスのオーナーに話を聞きに行ったり、ゲストハウスサミットに参加したり、保健所に事前相談しに行ったりと、いろいろと動いていたが、全て無駄に終わった。
(ゲストハウスサミット)
(ゲストハウス巡り@Nui)
(ゲストハウス巡り@Fate)
(ゲストハウス巡り@IZA 浅草)
面白い事が起きそうな予感がしたのに凄く残念だ。
これにて【ゲストハウスが出来るまで】の記録は終了です。